【歴史ある街】
博多区祇園は8世紀ごろから、大陸との貿易が活発に行われ人や文化の往来が盛んにあり、空海が開祖とされる東長寺などの多くの寺社がこの地域に建立されました。そんな背景があり、今でも重厚な趣を残している街です。祇園という地名は、京都の祇園と同じく櫛田神社に祭られているスサノオノミコトに由来しているそうです。
この祇園駅から地上に出ると、片側4車線の広い道路「大博通り」があり、博多駅も間近に見ることができます。この博多駅、実は1963年まではこの祇園駅近くの地上にありました。しかし、輸送力の向上のために高架化する計画が持ち上がり現在の博多駅に移転したものです。博多駅もあり、寺社もこぞって立地した祇園。そこはかつて間違いなく博多の中心だったと言えるでしょう。
福岡市内の他の場所とは一線を画す祇園周辺の街の風格。駅の西側、櫛田神社側の地域は比較的に開発されていて、雰囲気は一駅離れた中洲川端周辺と似たものがあります。
駅の東側、東長寺などの寺院が点在する地域は、博多駅の近くであるとは思えないほどの静けさがある場所です。華やかな中心地より、風情のある街並みや静かな場所に住みたいという方にはぴったりの場所ではないでしょうか。
<参考>九州のビジネスの中心地「博多」から地下鉄で1駅。好立地のレンタルオフィス